DIRECTOR PROFILE

ロバート・ロドリゲス

ロバート・ロドリゲス

1968年6月20日、米テキサス州サンアントニオ生まれ。
テキサス大学で映画を学び、16ミリの自主制作短編作『Bedhead』(91)は国内外の映画祭で数々の賞を受賞。92年、製作、監督、脚本、撮影、編集、録音のすべてを手がけた製作費7000ドルの低予算作品『エル・マリアッチ』がサンダンス映画祭で観客賞受賞、さらにベルリン、ミュンヘン、ゆうばり映画祭等でも賞賛を受け、鮮烈なデビューを飾る。その後、アントニオ・バンデラス主演の『デスペラード』(95)の製作、監督、脚本、編集を手がける。オムニバス映画『フォー・ルームス』(95)の一話で、再びアントニオ・バンデラス を起用し、脚本、監督、編集を手がける。それが縁でクエンティン・タランティーノと組み、ホラー・アクション『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(96)で、監督、編集、製作総指揮を担当、タランティーノは脚本、主演を務めた。その他の監督作は、ジョシュ・ハートネット、イライジャ・ウッド出演の『パラサイト』(98)。01年、ファミリー・アドベンチャー『スパイキッズ』が全米興収1億ドル突破の大ヒットを記録、『スパイキッズ2 失われた夢の島』(02)、『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』(03)でも人気を博す。『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』(03)でも、監督、撮影、編集、音楽、脚本、製作を手がけ、『シャークボーイ&マグマガール 3-D』(05)では、7歳の息子が脚本に協力、07年には盟友のタランティーノ監督と共作した『グラインドハウス』、『プラネット・テラーinグラインドハウス』、そして、その『グラインドハウス』内のフェイク予告編がきっかけで製作された痛快B級バイオレンス・アクションの『マチューテ』(10)、『マチューテ・キルズ』(13)がある。

フランク・ミラー

フランク・ミラー

1957年1月27日、米メリーランド州生まれ。
10代からプロの漫画家として活躍、ゴールド・キー、DC、マーベルなどの大手出版社の作品を手がける。最初に注目されたのは、「Spectacular Spider-Man」。この作品で蜘蛛のアーチーとデアデビルをタイアップ、これが人気を博して定期的に「デアデビル」の下絵を任され、その後しばらく同タイトルを引き継ぐこととなる。同時期に、雇われ忍者の暗殺者エレクトラを考案する。80年代初期、出版社に属さないキャラクター「Ronin」を製作し、初のフリーランス・コミック・クリエイターとして注目される。その他主な作品として、「バットマン:ダークナイト・リターンズ」、「Batman: Year One」 、「Elektra: Assassin 」、「Give Me Liberty 」、「ハードボイルド」など。コミック「シン・シティ」は、初めて単独で制作した作品。ハーベイ賞のグラフィック・アルバム・オブ・オリジナル・ワーク賞(98)、ベスト・コンティニュイング・シリーズ賞(96)の2部門において受賞し、さらにアイズナー賞を6部門において受賞するなど、数々の賞を受賞した。その他、『ロボコップ2』(90)の原案、脚本も担当し、前作『シン・シティ』(05)で初の長編映画監督デビューを果たし、08年に公開された『ザ・スピリット』では、再び監督を務め、原作と製作総指揮を務めた『300<スリーハンドレッド>』(07)、『300<スリーハンドレッド>~帝国の進撃~』(14)も話題となる。世界中で人気を博すコミック・クリエイターの一人。